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プレスリリース: 小型ロケット打上げ射場の建設予定地の選定について
2019.03.26
スペースワン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:太田信一郎、以下「スペースワン」)は、この度、小型ロケットを打上げる射場の建設予定地として、和歌山県串本町を選定したことを、茲にお知らせいたします。
計画が実現すれば、民間企業が建設する日本初のロケット打上げ射場となります。
スペースワンは、小型ロケットによる商業宇宙輸送サービスの提供を目的に、2018 年 7月に 4 社(キヤノン電子株式会社、株式会社 IHI エアロスペース、清水建設株式会社および株式会社日本政策投資銀行)の共同出資により、発足いたしました。この前身となる企画会社の段階から、国内外における既存射場の借用、新規建設を選択肢として、ロケットの打上げ射場の候補地について調査してきたところ、和歌山県、同県串本町及び那智勝浦町から誘致のご要請を頂きました。当該誘致要請を踏まえ、スペースワンにおいて、当地の立地条件等について検討を行ってきた結果、この度、和歌山県串本町田原地区周辺を、小型ロケットを打上げる射場の建設予定地として選定いたしました。
今後、和歌山県、串本町及び那智勝浦町をはじめとする自治体及び地域住民の方々と緊密に連携をしつつ、国際競争力のある商業宇宙輸送サービスの実現を目指してまいります。
■打上げ射場の概要
予定地 | 和歌山県東牟婁郡串本町田原地区周辺 |
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主な建物・設備等 | ロケット打上げ射点、ロケット組立棟、ロケット保管庫、人工衛星組立棟、その他付帯設備 |
予定地 | 2019 年 工事着工 2021 年 工事完工・運用開始 |
■予定地の場所
サービス内容 | 人工衛星の地球周回軌道への打上げ |
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サービスコンセプト |
契約から打上げまでの「世界最短」と、打上げの「世界最高頻度」をめざす、小型ロケットによる打上げサービス。 専用のロケットと射場で宇宙へのアクセスコストを下げ、宇宙ビジネスのさらなる拡大に貢献していく。 |
人工衛星 打上げ能力 |
太陽同期軌道(SSO)※:150kg(軌道傾斜角 97 度,高度 500km) 地球低軌道(LEO):250kg(軌道傾斜角 33 度,高度 500km) |
年間目標打上げ機数 | 20 機(2020 年代半ば) |
ロケット概要 |
基本構成:固体燃料 3 段式+軌道変更用液体推進系(PBS) 高さ:約 18m 重量:約 23 トン |
サービス開始時期 | 2021 年度 |
以上
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(参考)イメージ図