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プレスリリース: 累計資金調達額が 200 億円を突破

2024.10.09

小型ロケットの打上げにより「宇宙宅配便」を目指すスペースワン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 豊田正和、以下「スペースワン」)は、今期の資金調達により、出資および融資のみの累計調達額が 200 億円(補助金等は含まない)を超過しましたことをご報告します。

スペースワンはこれまで、キヤノン電子株式会社、株式会社 IHI エアロスペース、清水建設株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社紀陽銀行、合同会社 4Ventures、太陽グループ株式会社、株式会社三菱 UFJ 銀行、アズマハウス株式会社、株式会社オークワ、株式会社みずほ銀行、太陽工業株式会社から出資を頂いております。また、和歌山県および株式会社三菱 UFJ 銀行などから長期・短期融資を実施して頂いています。

この度スペースワンは、新たに第三者割当増資により、三井住友信託銀行株式会社およびニッセイ・キャピタル株式会社が運営するファンドから、追加の資金調達を実施しました。今次の資金調達により、カイロスロケット 2 号機の着実な打上げおよびロケットの量産化を進め、事業を加速します。なお、スペースワンは、2024 年の資金調達ラウンドを引続き継続し、2 号機打上げ前のクローズを目指します。


・ 今後の打上げについて
スペースワンは、2024 年 3 月に、自社保有のロケット発射場「スペースポート紀伊」から、自社開発の小型ロケット「カイロス」の初号機を打上げました。2024 年 12 には、複数の衛星を搭載し、カイロスロケット 2 号機を打上げることを予定しています。

・ 開発状況について
「現行型カイロス」に加え、打上げ能力の増強や、目標軌道への衛星投入精度の向上を目的とし、メタンエンジンを含むロケットの上段部分の能力を向上させる「増強型カイロス」の研究開発を進めています(以下、本事業) 。本事業は、防衛省より契約金額 85 億円で受託した「アッパーステージ能力向上に関する研究」の一環として実施しています。また、本事業は、文部科学省の「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ 3)宇宙分野(事業テーマ:民間ロケットの開発・実証) 」に 2023 年 9月に採択され、2024 年 9 月のステージゲート審査を通過しました。

スペースワン代表取締役社長 豊田正和 のコメント
「スペースワンは 2020 年代中に 20 機の打上げ、2030 年代に 30 機の打上げサービスを提供する「宇宙宅配便」の実現を念頭に、会社設立から射場建設、機体開発を経て、6 年目となる本年の 12 月にカイロスロケット 2 号機で人工衛星の軌道投入の達成に挑みます。その成果を迅速に市場に投入し、日本の宇宙ビジネスの要となる利便性の高い宇宙輸送サービスを確立し、宇宙利用産業の拡大につなげること、これが次回打上げのミッションです。今回の資金調達はさらなる成長の後押しであり、今後も皆様の期待に応えるべく邁進してまいります。」


プレスリリース資料 [PDF: 756KB]

 

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